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*---*伝えたいこと*---*

2005年 06月 20日
仕事を選ぶとき。
好きなこと、興味のあることを選ぶ人も多いのかもしれない。
特に男性は一生仕事をしなければいけないので、仕事を選ぶのに慎重だと思う。


では女性はどうだろうか?
一般的に女性はあまり責任を負うような仕事を好かないし、任せられることも少ない。


私は一応短大2年の夏頃、就職活動はしていた。
某キャラクター会社と絵本を扱う出版社だ。
某キャラクター会社は誰でも面接OKだったが、面接はあっさりNG。
面接に来ている人たちは、皆大学生らしく、おそらく短大卒という時点でだめだったのではないかと思う。
また、大手出版社は4大卒しか面接を受ける資格を与えられなかった。
他の絵本出版社は、規模が小さいため、新卒を欲していなかった。
つまり、私は「なんとなくつきたい職業」でことごとく学歴が足りなかったわけだ。


実は、高校を卒業する頃からアイドルの追っかけをしていた私は、ロクに受験勉強もせず、私立の高校だった特権を生かし、そのままエスカレーターで短大に入学した。
あの時点で将来つきたい職業をしっかり考えて大学を選べばよかったのかもしれない。
しかし、現実的に考えてみると、高校3年生に一体何が分かるのだろう。
私には妹が二人いるが、私が社会人になってから、大学生だった二人の妹と話をしていると、学生の考えの甘さに何度となく憤慨していた。
結局その二人の妹は4大を出たにも関わらず、人材派遣会社に登録して、今は派遣社員として仕事をしている。
他にも、学生時代、芸大に行った友達も多かったが、結局皆フリーターになった。
いい大学に行った友達も、結局は昔から続けていたピアノの先生になった。
好きな職業につくのは難しいことだし、それを成し遂げられる人は相当な信念を持って小さいころから勉強してきた人たちだけなのかもしれない。
私のように、行き当たりばったりで生きてきた人間は、結局やりたいことが見つかったときにはすでに時遅しになっているわけだ。


そんなこんなで就職する気をなくした私は、のらりくらりと母から逃げまくり、アイドルの追っかけを続けていた。
しかし、実家暮らしの私に母の制裁が下り、「就職しないなら家を出て行きなさい!」という状況に追い込まれてしまった。
私としては、家云々ではなく、とにかく「追っかけができなくなるのは困る!!」ということでフリーターで一人暮らしより、会社員で実家のほうが現実的と判断し、世の短大2年生はすでに内定を取った後の2月ごろ、ようやく重い腰をあげたのだ


しかし、そんな適当な就職活動をしていた私も、一応まともに受けた最初で最後の面接で受かってしまったのだ。
それが今の会社。
某有名自動車会社の100%子会社で、技術的にその会社をサポートに仕事を受託するのが主な仕事だ。
この仕事は、短大で勉強していたスペイン語をまったく活用せず、学生時代苦手だった数学や、習ってもいない力学などが必要である。
それを、何の知識もない私のような短大卒の女の子が勉強しながら仕事をしているのだ。


正直、この仕事を7年間続けてきて思うことは、学歴なんてあまり関係ないんだなということ。
学歴で壁にぶつかることも多いし、今まさに私はそこで二の足を踏んでいるけれども、実際の業務をこなす上では、学歴のある人なんてあまり役に立たない。
いや、役に立つ人もいるが、必ずしも学歴に左右されない。ということだ。
結局応用力のある、柔軟で、素直な人間が一番使えるということを、私はこの7年間で学んだ。


だから、本当のことを言うと、学校の勉強なんてほったらかして、本当に社会に必要なこと、たとえば人間関係の形成の仕方、マネージメントの仕方、自分の意見をハッキリと言える自信、物事を多方向から捉える視点などを育成したほうが、よっぽど役に立つと思う。
だが、今の日本はまだまだ学歴に依存しているところがあって、また年功序列の廃止もまだまだ亀の歩みほどの遅さでしか進んでいなくて、結局学歴と実力の差がある状態がこれからも進んでいくのかもしれない。


若干話が逸れたが、ようは勉強も大してできたわけでもなく、運だけで適当に今の会社に入った私だが、実は今の仕事、好きなのだ。
とても難しくてやりがいがあるし、しっかりやればそれなりに評価される。
(それなり。というのがまだまだ学歴と年功序列が入り乱れているからに他ならないが。)
結局、私は冒険心のない人間だから「好きなことを仕事にする」のではなく「仕事を好きになる」方法を取ったわけだ。
好きなことは趣味でプロ並みになれればいいなと思ってる程度。


与えられた仕事をいかに「好き」になるか。
それが、きっとOL、サラリーマンとしてどれだけ将来性があるか。に繋がるのではないかと思う。
私は決して今の仕事が世界一自分にあっているとは思っていないし、今の会社が世界一好きというわけではないけれど、せっかくこの会社に入ってそれなりにがんばってきたから、私がこの会社にいた意味を残したいと思っている。
それがこれから話す内容に繋がっていくのだけれど・・・。


導入部分としてはボリュームが多すぎるが、まぁそれはいいとしておこう。
「仕事の選び方」なんて仰々しいタイトルをつけてみたが、私の場合「成り行きと運」であったことを最初に記しておこうと思う。

# by s389s | 2005-06-20 12:20 | 1.仕事

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